

髭剃りをすると肌荒れする。いまの髭剃りのやり方はあっているのだろうか。
ビジネスマンにとって、髭剃りは毎日行う習慣の一つ。
しかし、改めて『正しい髭剃りのやり方は?』と聞かれてしっかり答えられる人はそう多くはないのではないでしょうか。
正しい髭剃りのやり方を知らなくても、なんとなく髭は剃れるもの。しかし、それが正しい髭の剃り方ではない場合は、肌を傷つけニキビや乾燥など肌荒れの原因になってしまっている可能性があります。特に「肌は弱い」けど「髭が濃く」て「毎日しっかり剃りたい」という人は要注意。肌をかなり痛めつけてしまっている可能性があります。
そこで本記事では、髭剃りによる肌荒れの原因と、正しい髭剃りのやり方をご紹介します。
髭剃りによる肌荒れの原因
髭剃りは肌に刃を滑らすものなので肌に大きな負担がかかるものです。そして、しっかり剃ろうとして逆剃り(髭の生えている方向と逆から剃るやり方)や深剃り(何度も刃を滑らせてしっかり剃るやり方)を何度もしてしまうと肌の角質層はよりダメージを受けてしまいます。
角質層とは肌表面をカバーしている組織のことで、外部からの刺激から肌を守る働きをしてくれています。この角質層がダメージを受けると肌を守る機能が弱くなり、肌が刺激に敏感になります。肌がヒリヒリしたり髭剃り後に赤みが出る人は、すでに肌が敏感になっているかもしれません。敏感な肌には細菌なども侵入しやすく、ニキビや吹き出物などの腫れ物をできやすくします。
また、正しい髭剃りのやり方をしないと、肌に細かな傷をつけてしまい、そこから細菌が入り込んでしまうので、これも肌荒れを起こす原因となります。
しかし、これらは正しい髭剃りのやり方を実践することで、肌荒れを改善することができます。
肌の角質層を傷つけないように髭剃りを行うことがポイントです。
正しい髭剃りのやり方:ポイント
正しい髭剃りのやり方には大きく4つポイントがあります。
②シェービング剤を使用する
③剃刀や電動シェーバーの刃は定期的に洗浄・交換
④髭剃りの後は保湿する
①髭剃りの前に肌と髭を柔らかくする
髭剃りをする前に肌と髭を柔らかくすると、肌に余計なダメージを与えずに深剃りできる状態に整えられます。よく床屋や理容室で髭剃りをしてもらう際、熱々の蒸しタオルで顔全体を覆ってくれると思いますが、これは肌と髭を柔らかくして髭を剃りやすい状態にしてくれているのです。
時間がある方は水で濡らしたタオルをレンジでチンするなど床屋スタイルを実践していただきたいですが、忙しいビジネスマンの朝にはそんな余裕はないはず。
代案として、フェイスオイルや乳液を使って、髭を剃る部分を軽くマッサージするだけでもOKです。10秒程度で問題ありません。手にフェイスオイルや乳液を伸ばし、髭を剃る部分に揉み込むようにして伸ばしてください。これで肌と髭を柔らかくすることができます。
②シェービング剤を使用する
シェービング剤は髭を柔らかくして肌と刃間の摩擦を低減し、肌を守りながら剃刀や電動シェーバーの滑りをよくしてくれるので、肌へのダメージを抑える効果があります。
シェービング剤には大きく「フォームタイプ」「ジェルタイプ」の2種類がありますが、肌荒れ対策には、肌への摩擦軽減に高い効果が見込める「フォームタイプ」が特におすすめです。
シェービング剤はたっぷり塗り、そのシェービング剤をそっと剥ぎ取るように、優しく髭剃りをするようにしてください。
Amazonの「シェービングフォーム・ジェル」売上部門で第1位の大人気シェービングフォームです。
濃密な泡で肌をしっかり守ってくれるので、なめらかでしっかりとした髭剃りができます。ノンアルコール・ノンメントールなので、低刺激。シェービング剤特有のスースー感や髭剃り後のヒリヒリ感を抑制してくれるため、これらが気になる人や敏感肌の人でも使用しやすくなっています。
個人的には従来のシェービングフォームはスースーするところが苦手だったので、いまはこちらを使っています。ほんとにスースーしないです。そしてかなり濃密な泡なので、しっかり肌を守ってくれているのがわかります。
こちらのシェービングフォームは、同類の中では低価格なのでコスパにも優れています。ニベアという安心ブランドでもあるので、試しやすい商品です。
▽こんな人におすすめ
・メントールのスースー感が苦手な人
・コスパ重視の人
③剃刀や電動シェーバーの刃は定期的に洗浄・交換
剃刀や電動シェーバーの刃を定期的に洗浄・交換できていますか?まだ剃れるからといって変えずにずっと使っていませんか?
刃を定期的に洗浄・交換しないと、雑菌が繁殖したり劣化して切れ味が悪くなったりします。刃についている雑菌が肌へ不着したり、過度な髭剃りにより肌へダメージを与えたりと肌荒れを引き起こす原因となります。
使用後は毎回きれいに洗浄ししっかり乾燥させましょう。間違ってもお風呂場のような湿った場所に置いておかないようにしてください。
また刃は定期的に交換しましょう。交換目安は、以下です。
*電動シェーバーの刃→1年程度※メーカーの取扱説明書を要確認
肌への負担を考えると、剃刀よりは電気シェーバーの方がおすすめ。出張時などはたまに剃刀を使用しますが、肌への負担が全く違います。剃刀使用後は肌がいつもズタボロですが、電気シェーバーではズタボロになったことはありません。
電気シェーバーと言えば、パナソニックが有名ですが、そのパナソニックから発売されている電気シェーバー5枚刃の最新機種がこちらの『リニアシェーバー ラムダッシュ5枚刃』です。
世界最速リニアモーター駆動のハイパワーで、濃いヒゲでもスピーディーに早剃りできるほか、あらゆる方向にヘッドが動くので、アゴ下や首周り、頬の凹凸までしっかりと肌に密着しながら肌への負担を抑えてやさしく深剃りができます。
さらに、AIを搭載していてその日その時のヒゲの濃さに応じてパワーを自動制御し、常に最適なパワーで剃れるので肌への負担も最小限。
肌への余分な負担をかけずに、パワフルなシェービングを実現してくれる最強の電気シェーバーです。価格は若干高いですが、それ以上に性能が完璧すぎるので、コスパ面でいうと非常にいいです。
電気シェーバーはあらゆるメーカーから発売されていますが、数多くのシェーバーを試してきた私からすると、このパナソニック5枚刃一択。
剃り心地が圧倒的、かつ肌への負担もかなり低くベストパフォーマンスです。
▽こんな人におすすめ
・髭を剃る時間を短縮したい人
そんな方におすすめなのが、「シック ハイドロ5」です。
・隅々まで深剃りしたい人
・日用品を買いに行くのを忘れがちな人、めんどくさい人
④髭剃り後は保湿
髭剃りで角質層が傷ついてしまい肌内部の水分が流出しやすい状態になっています。髭剃り後はしっかり保湿して肌をケアしましょう。保湿することによって、肌荒れの原因の一つである乾燥を防げます。
髭剃り後に保湿用としてつける専用の『アフターシェーブローション』と呼ばれるものもありますが、普段使用している化粧水や乳液で全く問題ありません。とにかくしっかり保湿ができればOKです。
PREMIUM AFTER SHAVE LOTIONの商品サイトはこちら→
その他、おすすめの保湿クリームについてはこちらの記事を参考にしてください。
正しい髭剃りのやり方:手順
髭剃りは正しい手順で行うことも重要です。
正しい髭剃りのやり方を改めて確認していきます。
①ぬるま湯で洗顔する
まずはぬるま湯で洗顔します。ぬるま湯による洗顔で肌を清潔にしつつ、肌と髭を柔らかくして髭剃りに最適な状態にします。
ぬるま湯での洗顔の代わりに蒸しタオルの使用やフェイスオイル・乳液を使用してのマッサージでも可です。
②シェービング剤を塗る
洗顔後はシェービング剤をたっぷりつけてください。
③髭を剃る
最初に髭が生えている方向に剃り、そのあと剃り残した部分を逆剃りで剃りましょう。あくまでも優しく剃ってください。過度な深剃りはNGです。
④保湿する
シェービング剤を洗い流したら、しっかり保湿しましょう。
髭剃り後から保湿までは時間を空けるとどんどん乾燥していってしまうので、なるべく時間を空けずに一気に終わらせてしまいましょう。
髭剃りによる肌荒れや髭剃り自体から逃れる方法
上記の正しい髭剃りのやり方をしっかり実践すれば、肌への負担は格段に減るはずです。しかしどれだけ丁寧に髭剃りをしたとしても、髭剃りによる肌への負担は少なからずあります。
肌への負担を0にしたい方や正しい髭剃りをしても肌荒れが改善されない方は、髭を脱毛してなくしてしまうのも一つの手です。
近年ではメンズ専用の脱毛機関も増えてきており、値段もリーズナブルで髭脱毛は非常に多くの男性が気軽に施術を受けられるようになりました。
髭脱毛によるメリットは他にもさまざま。以下の記事で詳しくご紹介しています。
正しい髭剃りできれいな肌を
髭剃りのポイントと手順を守って正しい髭剃りのやり方をすれば、肌への負担を最小限に抑えることができ、肌荒れをしにくくすることができます。
ポイントをおさらいすると
②シェービング剤を使用する
③剃刀や電動シェーバーの刃は定期的に洗浄・交換
④髭剃りの後は保湿する
です。
少し手間かもしれませんが、正しい髭剃りで健康できれいな肌の維持をしていきましょう。